不登校教育について　Last

どうすればいいの？

ではどうするべきか。

ズバリ学校に行かせるように努めることである。

イジメや劣悪な家庭環境、ショッキングなできごとによる PTSD などが原因ならば例外です。

その場合環境を変えるしかありません。

しかし、先の話題でも話したが「なんとなく」が原因の不登校が多いのも事実です。

青春期に集団行動をしていない弊害はかなり大きいです。

社会に出ると耐えられず、会社を辞め家にこもってしまう例も多いです。そもそも社会に出られないということも

よくあることです。

そのためには家族全体で学校に行くように促す環境づくりを第三者と一緒に行うことが大事です。

親だと情が湧いてしまい、行かなくていいと結論になってしまうことが多いです。

これは仕方ないことだと思います。

何より我が子が可愛くて大切なのは、どんな親でも思っている気持ちだから。

しかし、そうなると将来的にお互い辛い思いをしてしまう可能性も高いです。

親にできる教育には限界があります。第三者が入ることでしかできない教育もあります。

だから私は「とうきょう子育て研究舎」を立ち上げ、

不登校児の自立支援教育をしています。

実際の学校現場ではできなかったことを今しています。

実際に行っている不登校支援活動

私の指導方法は一貫して、学校にとにかく行かせる。

校門まででもいいから。とにかく外に出て学校に行く。学校に行く。ブレずに行う。

それだけです。

その結果私は今まで十数人指導したが全員学校に戻ることができている。

こんなことか。ならできそう。と思うかもしれませんが、

実際はなかなか難しいです。

不登校支援施設や通級、子ども支援センターなどでは授業でできなかった勉強の補講をしたり、

一緒に遊ぶだけなのが関の山。

「ゆっくり解決していきましょうね」。

この口癖に安心感と居場所を親子共々得てしまい結局根本的な問題解決にはなりません。

自立支援サポートするという私塾なども、ワードやエクセルの使い方や簡単なプログラムを教えて、

一時的な成果を得れば成功体験が自信につながり、社会に出ることができるなどと言っています。

しかし、具体的な現場経験がなく、マニュアル指導しているところがほとんどで、

その子の特性などを理解し本格的な自立に向け指導している所は少ないです。

プロであるカウンセラーなどは無理しないでとりあえずまちましょうという風に言うところが多く

実際その後、具体的にどうするのかという手立てをたてないところばかりです。

それもそのはず。責任を負うのは怖いからです。

その結果現状維持になってしまう。

しかし、それでいいのでしょうか。

親にとっての1番の幸せは子どもが幸せになること。そのためには逃げずにしっかり問題と向き合う必要です。

私のところに相談に来る方は藁にも縋る思いで来ている方がほとんど。

だからこそ厳しい現実を突きつけるし、厳しいことも言います。

だけど今後の人生すべてにかかわることだからやる必要があると感じています。

わが社ではワンツーマンで話し合いながら具体的にどういう風に学校に通っていくか考えて、勉強も一緒にしなが

ら学校に行くことを子どもと一緒に考えます。

その子の特性や現状の不安などもしっかり把握しながらプログラムを進めていきます。

わが社に来た方で、初回の無料面談だけで学校復帰を果たした方もいたほどです。

すべては子どもたちのため。

「残酷」な人生を送らせないように。

最後に

不登校の問題はどんな家庭にでも起きえる問題です。仕方ありません。

そのとき、親としてどういう風に対処していかなければいけないか。

教育には答えはないし、だれもが初めて子育てをするのだから難しいのは当たり前です。

ですが、時にはできないことは認めることも大切です。

だから迷ったとき、ダメだと思ったとき。すぐに何かに頼ってください。

自分でもできる！そう思わず第三者に手を差し伸べてみて下さい。

親だからこそ冷静に状況を見ることができないということも多くあります。

そうでなきゃ見えない世界もあります。

これを読み「はっ」となったらぜひ実行に移してみてください。

講師紹介

飛田野凌太

私立芝高等学校卒業。東京理科大学理学部数学科卒業。

東京都教員採用試験合格後、中学校の数学の教師になる。

その後教員を退職し、現在の塾を元保育園園長の経験を持つ母と共に立ち上げる。

不登校指導に関しては直接指導した生徒は学校復帰に成功。

不登校の現場を多く見て、指導した経験から講演や指導を行っている。

お問い合わせ先

メール　mail@kosodate-labo.co.jp

電話　　03-5981-9868