科学が進展ともにこれまでわからなかったことも明らかになってきました。
特に脳科学の分野ではできる子と出来ない子の違いまで分かるようになりました。
『子どもが3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了する。新生児の脳の細胞は多くの成人 が何が起こっているかを知るずっと前に増殖し、シナプス(神経細胞相互間の接続部)による接合が急速に拡大して、終生のパターンがつくられる。わずか36カ月の間に子どもは考え、話し、学び、判断する能力を伸ばし、成人としての価値観や社会的な行動の基礎が築かれる。』
「2001年世界子供白書」
上記はユニセフから出されている「2001年世界子供白書」の冒頭に書かれている文章です。さらにこの文章には続きがあります。
『生まれた瞬間やその後の数カ月から数年間は、 幼い子どもが暮らしのなかで経験する接触、動き、 情緒のすべてが脳内で爆発的な電気的、化学的 活動に変換され、脳の何十億もの細胞がネットワークに組織され、何兆ものシナプスで結ばれる。子ども時代の初期には親や家族やその他の成人との間の経験や対話が子どもの脳の 発達に影響し、十分な栄養や健康やきれいな水 などの要因と同じぐらい大きな影響力をもつ。この期間に子どもがどのように発達するかがのちの学校での学業の成否を決め、青年期や成人期の性 格を左右する。』
「2001年世界子供白書」
これは世界的にもあらゆる研究結果から明らかになっているものです。
またジャックソン・スキャモンの発達曲線でも脳の発達は3歳までに約80% 6歳までに90%が完成することがわかります。
人生の土台は、このようにほとんどの人が記憶に残っていない幼児期に出来上がってしまうのです。
幼児が自分で今が大事だから環境を整えようと思うでしょうか。それは難しいことです。では誰ができるでしょうか。そうです、それは一番近くにいる親なのです。
これだけのことがわかっているのに何もないのはもったいないとは思いませんか。
すべての子どもたちにある能力を最大限に生かせる環境を整えてあげることそれが、将来(未来)の子どもへの最高のプレゼントではないでしょうか。
希望に満ちた豊かな人生を築けるための土台は この幼児期でつくられます。
ひとりひとりの土台づくりを私たちはお手伝いしたいと考えています。
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